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この週末に、三河の黒七輪の窯元を訪ねました。
黒七輪の最後の職人だけあって、工房も足を一歩踏み入れただけで、独特のオーラと半世紀にわたる歴史がしみじみ伝わってきます。
薄暗い土間作りの家屋や、大正から続くと言われる燻し釜。広い倉庫内にひとつだけ灯された蛍光灯。どれも時代をタイムスリップしたかのような錯覚・・、いや、むかし子供の頃、どこにでも見た光景が、時が止まったままの懐かしい匂いのする場所です。
ところでこの黒七輪とは、三河地方(愛知県東部)独特の焼きものに適した粘土を利用して、三河瓦(いぶし瓦)の製造方法でもある伝統的な工法で作り出された非常に頑丈で熱や水にもにも強い七輪です。なんと言っても最大の特徴は、内側には珪藻土七輪を内蔵させ、外側にはこの固くて丈夫な、瓦で覆われた他に類をみない独特な形状です。この2重構造は、単に七輪を頑丈にさせるためだけではなく、保温性にもすぐれ、熱伝導率が良いためか焼き上がりが他の製品と比べても格段に優れており、玄人好みでしかもお手入れを怠らなければ一生物にもなります。珪藻土のみの切り出し製法で作られた七輪とはちがい、金属バンドの補強が必要もないこの黒七輪は、砕いてしまえばまた元の土に還る、究極のエコ七輪でもあります。
使い込めば使い込むほど味のある一流の銘器、三河のこだわり職人が丁寧に手づくりした黒七輪です。半世紀もの間に培われた伝統の技術と職人技は、現在では1社のみがこの伝統技を受け継ぎ作り続けています。非常に希少価値が高く、幻とまで言われる本物の三河産黒七輪の製作者は、三河地方最後の製陶職人、杉浦和徳氏によるものです。
この絶品の黒七輪、弊社でも販売していますので、気になる方はお問い合わせ下さい。ご予算は黒七輪27cmで、3,570円〜となっています。
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